梅仕事。
事務室のお母さんから梅をもらいました。
「理科の授業で使いそうだなと思って!」
ってさすがすぎます。
もちろん学校の梅です。
子どもたちも喜んでいました。
そうなると自分でも取りに行きたくなるよね。
木登りをして梅ゲット!
明日はみんなで梅仕事かな。
ピア・カンファランス
ミニレッスンでピア・カンファランスについて話しました。方法は「大切な友達」を採用!
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こっちは「批判的な友達」と名付けられてたかな?
僕は「大切な友達」の方が響きが好きなのでそうしました。
「大切な友達」
①分からなかったこと、気になることを聞いて見よう!
②良い点の指摘をしよう!
③改善のための質問をしよう!
・改善したほうが良いと思ったことを考える。
・~にはどうしたらよいと思う?何ができるかな?
④ラブレター(好意的で建設的なメッセージ)を書く。
お、ラブレターを書きあってる。
こちらは鋭い質問を返します。
仲良しペアには、次は違うペア同士でやってみると面白いぞ〜と伝えました。
ピアな関係で学び合うって本当にいいな。
実際に学べることも多いしね。
この一年で関係性をつくるという考え方も変わってきたのが実感。
仲良くなろうとして仲良くなるというより、学ぶことで広がって繋がっていく感じかな。
生徒に任せたり、学び合う力を生かすのは「ちゃんとできる」こととの交換条件ではないんだよね。
それは何も教えないということではなくて、ちゃんと教えて、一緒にやってみて、考えていけばいいじゃないか。できないからやるわけだし、できないことができるようになるのが学ぶことだもんね。
だからあえて言いたい。
まずは子どもたちを信じようや〜!
芽がでたよ!!
興奮したなーーー!!
小さな小さな芽。
ビールのつまみも用意してあるよ。
畑を見てみたいという女の子たちも現れて、男子たちは嬉しそうでした。女の子たちも道具を借りて少し耕していきました。教室に戻った子たちは畑、すごかったよ!と宣伝していました。
そして、プロジェクトの初期メンバーも参加の仕方をそれぞれ選んでいます。ごめん今日はパス!この実験やりたいから!行ける人でよろしく!そんな感じです。実際、どっぷり畑に使っているので彼らには時間がないのです。だから、理科室での集中力は半端ない。
プロジェクトって、人が集まったり、繋がったり、それぞれが思い思いに参加する「場」になるようです。ふらっと遊びに来て、軽く耕したり、眺めたり、おしゃべりして帰って行く。教室の他にそんな場が生まれるってちょっといいなと思っています。
もちろん教室は教室で面白いです。
謎の実を拾ったらしく、縦に切る、横に切る、液性を調べるとどうやらアルカリ性らしい!
他にも、なんだこの実は!
ちゃんと種子が入ってるー!
もちろん基本実験もしっかりやってます。
はい!1週間お疲れ様でしたー!
肩の力を抜く
石川晋さん、後藤健夫さん、北野尚之さんが訪問され、一日一緒に過ごしました。体育も見学し、リレーってクラスのカラーが出て面白いなぁ〜とみんなでおしゃべり。木陰のウッドデッキで体育を見ながらリフレクション。あの時間よかったな。
そうそう、晋さんから一言。「今までで1番疲れてるよ、まずは生徒と一緒に楽しむこと、あとは良く寝た方がいいよ。」と超基本的な声をかけていただきました。本当、そうだなぁ…。でもそれがなかなか。。
心に何かブレーキがかかってるのは間違いない。これが立場というやつなのか!お前もそんなやつだったんだな!と自分に聞いています。主任の立場を勘違いしてるのか、放課後にやたらお菓子を配っています。そういうことじゃないと思うけどとにかく右も左もわからないからせんべいやチョコを配るのさ。ハイ、だめだめ主任!まぁもう少しで慣れると思います。肩の力を少しだけ抜こう。
そして、授業の話。
晋さんも書いてくれてたので僕も補足をしておきます。https://suponjinokokoro.hatenadiary.jp/entry/2018/05/22/161519
今年度はコツコツコース(スモールステップ)の課題を提示していません。学習指導要領に基づく、問いの探究のみでスタートしました。
レールが無かったらどう歩く?って最初にやるべきだと思ったからです。
そうなるとどうでしょう?
コケからはじめる
葉っぱから
茎から
根っこから
光合成、呼吸から
もちろん花のつくりから…
一人一人、全然違う進み方をしています。
教科書の並び順に学ぶことは唯一の方法ではないんだよね。改めて実感。
写真は葉っぱを収集してる子の写真。
ほんと絵本の世界みたいだよ。
似ているようで全然違う葉っぱたち。
よく集めたなぁ^^
こんな風に学んでいくのもいいなーと思えた瞬間でした。
科学者の旅はまだまだ続く…^^
学びのプロジェクト化
面白そうなプロジェクトがはじまりましたよ。
畑づくり!
元々は、発芽とその環境に関する問いを探究していた子たちが、それなら思い切って畑で育てようと思いつきました。
しかし、畑はありません…
無いなら作ればいいのさ!
畑の場所は管理職に相談して体育館の裏に決定!
道具も主事さんが最高のラインナップで貸してくれて土いじりスタート!
初日はこんな感じ。
まだ雑草や石ころがたくさん。
この後、数名は放課後も活動していました。
次の日も畑へゴー!
おー!なかなか良い感じ!
まずはプランターに種を植えて発芽を待つ作戦。
時間によっては日陰が多そうだ…
子どもにも聞いてみよう。
長年、使われていなかった場所ですからゴミも多く混じっていました。明日は、ゴミ袋をもってゴミを拾いまくるらしいです。
畑プロジェクト、乞うご期待!
今回考えたことが一つ。
「学びをプロジェクト化」について。
詳しくは苫野一徳先生の教育の力を参照のこと。
教育の力 (講談社現代新書) https://www.amazon.co.jp/dp/406288254X/ref=cm_sw_r_cp_api_i_4VZaBbYNE3YBD
個別化、協働化というのは僕なりに意識して実践してきたつもりけど、プロジェクト化というのは後一歩踏み出せなかったところ。
僕がもじもじ考えている間に、生徒が勝手に踏み出してくれたぜ。それもすごく軽やかに!
一歩間違えれば、やらされ感満載の面倒な課題になりかねないこととか(時間とエネルギーを使うわ割にね)、一律にプロジェクト化だー!とやると、一斉授業的なプロジェクトでみんな苦しい…みたいな空気もイメージしてしまうし。
こういう形で、自然発生的にプロジェクトが立ち上がっていくのは一つの理想なのかな。
全体としてももう少し大きな枠でプロジェクト化を手渡していけないかなーと考えています。
今回の畑プロジェクトに関しては、個別化、協働化からプロジェクトにずるずる〜と流れ込んだ形に見えています。
僕とは逆に、◯◯プロジェクトをやるぞー!と始めていく場合もあるんだろうな。
個人的な課題として、僕がまだプロジェクト化をどこにどう据えるかというのがはっきりしていないということ。今年度のテーマはここになりそうだ!
しばらくは、畑を眺め、土をいじりながら、これからの教育を考えていこうと思います。
今日も楽しみましょう!
共有、広がる、つながるへ。
〈共有の時間〉としてミニレッスンしました。
☆授業の途中に
①科学に関すること。(ワクワク、モヤモヤ、ピッカーン!)
②全体に影響を与えないよう、小さな声で話すこと。
③相手が実験、観察中だったり、じっくり考えているときは「ちょっとまっててね!」と言われることもあります。
☆授業の最後に
①一か所に集まり、拍手で始まり拍手で終わります。
②探究中の問いの共有
③やったこと、気づいたこと、考えていること、わかったこと
④新たな問い、これから考えていること
⑤聞き手は発表から、自分の探究に生かせそうなことを探すこと
としました。
ミニレッスン、探究の時間(カンファランス)、共有の時間が一つのサイクルとして回るように意識しています。新しい試みなので発見がたくさんあり、そこに楽しさがあります。
一人一人の問いを共有するのはワクワクするんです。その子が見えてくるからね。新たな問いもまた面白い。
共有の時間は広がりやつながりも生んでくれます。でも、教師が意識して「つなぐ」ことも大切にしていかないとですね。じゃないとただやってるだけになってしまいそうです。この辺はこれからだな。
導入時期なので、こういう感じでいいんだ!こういうのアリなんだ!とハードルを下げてくれそうな発表(レベルの高い低いではないです)を選んでいます。クラスみんなでお互いの探究を支え合う時間になると嬉しいなぁと思っています。
いつかは、もう少し大きな発表もしちゃうかもしれません。お楽しみに!
学ぶってなんだ?
科学者の時間、順調に進んでいます!
ミニレッスンNo3〈科学者ノートの使い方〉
☆探究計画を立てる
①リストから問いを選ぶ、内容が近い問いは同時に探究しよう!
②問いについて、何をするかアイディアを出す。
③これからやることを整理して流れを考える。
※途中の進路変更、もちろんOK!
☆探究経過(プロセス)を記録する
①きれいにまとめようとしない、記録しておきたいことはどんどん記録する。
②新たな問い、頭の中のモヤモヤ、ひらめきのピッカーン!なども記録する。
③授業の最後に、感じたこと、考えたこと、次どうしたいかを書く。
たくさんの問いのリストから
何ができるかを全体に聞きたながら具体例を示しました。
「問いに迫る時、みんなは何をする?」
実験!
「うんうん、そうだね。他には?」
観察!
「おっけー!それもあり。」
対話!
「あるね~。」
教科書や資料集で調べる!
「そうそう、そんな感じ!たくさん出てきたね。みんなはどんな順番で学んで行くのが良さそう?」
アイディアをたくさん出したあとは、それを、並び変えて計画を立てることにしました。
計画が立った人からさっそくスタート。
「先生、このベトベトなにかな?」
「お!それなんだろう?それもノートに記録して!」
「この花もやっぱりベトベトしてる!」
「おー!すごい!じゃあそれは共通のつくりなのかな?それも記録しよう!」
ノートに気づきをメモするように促しました。
外に行った子たちは思い思いの素材を集めます。
大きい花、小さい花、まあるい葉っぱ、ギザギザな葉っぱ、赤い実、黒い実、、
花のつくりから入る子がいれば、葉っぱから入る子もいます。
でもそれらはちゃんと繋がっているんだよな。
教科書通りが学びやすいというのは思い込みにすぎない。 と実感しています。
印象的だったのは「のびる」を見つけた子。
内心、のびるはあんまり関係ないけどな…と思ってしまった僕。
のびるはどうやって子孫を残すのか?
この玉ねぎみたいなやつなんだろう?
花はなんでつかないんだろう?
なんてことを考えているうちに、ちゃんと花のつくりを考えてたりするんだよね。
うーーん、、ますますわからない。。
でも、のびるについてズンズン掘っていってたとしたらそんなの意味がないと感じていたのだろうか。
そもそも、僕たちは色々なことを理解できると思い過ぎているのかもしれないな。
学ぶってどういうことなのか、もう一度考える一年になりそうです。