日々の記録

遊ぶことと学ぶこと。学ぶことと成長すること。日々を幸せに生きること。ちょっとしたことを綴っていきます。

道徳ローテーション

ずっと計画していた道徳ローテーションが実施に至りました。

実は道徳担当なボクです。
道徳がどうも好きになれないので、あえて道徳担当になりました。好きになれる道徳を自分で作れたらいいなと思ってね。でもちょっとは好きになった気がします。今のところしっくりきてるのは哲学対話なんだけど。。

 

道徳ローテーションとは、担任クラスの道徳を受け持つのではなく、学年教員全員で道徳の授業を持ち回ることです。中学は教科担任制ですが、道徳に関しては担任がやることがほとんどです。しかし、多様な生き方に触れる道徳こそさまざまな教員が関わるべきですよね。

こういう自分1人ではできないことって、簡単に思えて意外とハードルが高い。。

自分のクラスを閉じてしまう人からすると、担任クラスは自分がしたい、他の先生に授業されたくないというような思いが結構強いんです。中学の文化なのかな?

でも、みんなにとってメリットがあることは、みんなでやれた方が絶対にいいですよね。

 

道徳ローテーションのメリットはいくつかあると思いますが、①大人も流動的になれること。②時間的なゆとりが生まれること。この2つが大きいと思います。

 

①に関しては、固定化した人間関係の負の影響は子どもたち同士だけでなく、大人に対しても同じ。特に、担任という影響力が大きい存在(僕たちはこの影響力をもっと自覚するべき!)ならなおさらです。子どもたちはそこにいる大人の顔色を疑って過ごしてることって多いですよね?でもそれが続くと段々と当たり前になって、身体に刷り込まれて、反射的に振る舞うようになる、それが日常になっていく、、怖すぎます。

 

日頃からの関わり方、仕組みや体制にもあると思いますが、現状「担任」はすごいパワーを持っています。自戒を込めて。

 

そういった中で、ぐるぐると大人が変わって道徳に入れるのは良いこと。さらには、多様な視点で子どもたちを観れること。まして評価するなんて言ってるわけだからそっちの方がいい。子どものいいところは多くの大人で見てあげたいですよね。

 

②に関しては、ローテーションすると、1人の教員に対して1つの授業を4クラスで回せます。やっぱり一回だけってもったいない。準備は4分の1で、4回味わえる。しかも学年教員が6人なら6週間のうち2週は空くことになる。その時間は他の仕事も出来るし、授業を観にいくこともできる。これ超いい。リアルタイムで授業の話できるじゃん!費用対効果良いですよね。

 

というわけで、学年の仲間もとりあえずやってみよう!と言ってくれたのでした。

 

あぁ嬉しい。ありがたや。