日々の記録

遊ぶことと学ぶこと。学ぶことと成長すること。日々を幸せに生きること。ちょっとしたことを綴っていきます。

「科学者の時間」スタート!

今年度の理科は「科学者の時間」として実践します。

 

最近では広く実践されるようになった「作家の時間」を「科学者の時間」として読み替えた実践です。僕にとっても一つのチャレンジです。

 

作家の時間はこちら↓

作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ) https://www.amazon.co.jp/dp/479480766X/ref=cm_sw_r_cp_api_i_eqL3Ab22373WT

 

科学者の時間では

①ミニレッスン

②問いを探究する時間&カンファラン

③共有の時間

として進めます。

 

導入段階なのでまだまだ問いの探究までいきません。問いをつくる練習からいかなくては!

 

問いの作り方はこちらを参考に。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」 https://www.amazon.co.jp/dp/4794810164/ref=cm_sw_r_cp_api_i_0NL3AbQ7W3PNC

 

配ったプリントはこんな感じ↓

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①ミニレッスンNo1〈問いのつくりかた〉

質問づくりの4つのルールを説明する。

学習指導要領を「問いの焦点」にする。

質より量を強調する。まずは班で問いを出す。

思いついたら言葉にする。そのまま書く。

話し合わない、評価しない、答えを言ったりしない。

 

10分程度で全体が落ち着きはじめる。なかなか取り組めない生徒が2名いるが、まずは干渉しない。

その後、全体で交流、共有。また班に持ち帰るジグソー法のイメージ。積極的に交流する生徒が全体にも良い雰囲気を与える。少しサボっていた生徒も動き出し、どんな問いが出た?と質問している。

 

学習指導要領を全て読み問いを出し終わったところで、クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの説明をする。友達に週末の部活の試合結果を聞くとしたらどうするか?

昨日の試合は勝った?負けた?→クローズドクエスチョン

昨日の試合はどうだった?→オープンクエスチョン

実際に自分の問いを検討する。

ク、オと印をつけ区別する。全てオープンクエスチョンだ!と言う声が聞こえる。

次にクローズドクエスチョン→オープンクエスチョン、オープンクエスチョン→クローズドクエスチョンに作り変えるトレーニングをする。

葉緑体って何だろう?→葉緑体は色素?

シダ植物とコケ植物の違いは何か?→シダ植物とコケ植物に違いはあるか。

クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの特性を理解し始める。クローズドクエスチョンにすると得られる情報が少ないよね。などと聞こえてくる。最後に、問いの数を数えて終了!


②ミニレッスンNo1より、問いを選び、計画を立てることを説明する。

作りだした問いを焦点にした学習指導要領ともう一度つなぎ合わせる。

その問いで学習指導要領という目標を全て達成する事が出来そうか吟味する。問いを選ぶ「基準」は、(目標が達成できる問い)とする。問いと、問いの出所を線で結ぶ。偏りなどが見える化する。問いが出せていない部分からもう一度問いをつくり出すことを促す。


仲間同士でのピアカンファランスをした後、ノートに問いを書き出す。優先順位の高い問い、優先順位の低い問いを区別して2グループに分ける。グループには自由に名前をつけてもらった。スタメン、リザーブ。一軍、二軍。基本的な問い、発展的な問い。など様々。

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問いをノートに書き出せたところで終了。